沖縄国際カーニバルでの泡瀬京太郎公演
さわやかな秋風のもと、11月5日(土)午後に沖縄国際カーニバル民俗芸能の部が
沖縄市こどもの国特設ステージで開催された。
恒例となっている泡瀬の京太郎も主催者要望により公演を行った。
京太郎芸は明治初期に首里寒水川(スンガー)芝居の一演目から、地域に残る
民俗芸能として泡瀬その他県内数箇所に残ったもの。
泡瀬の京太郎は、無形の民俗文化財として昭和54年に沖縄市、55年には沖縄県指定、
また平成17年3月には「記録作成等の措置を講ずべき無形の民俗文化財として国の選択」を
受けた。
今回の公演は若手を中心に、地謡(ジカタ)2名、ニートィ 1名、馬舞者(ウマメーサー)2名、
踊り手 6名の11名編成。
素朴ながらも重厚な泡瀬の京太郎の演舞やせりふに、観客席から大きな拍手が挙がった。
くしくも泡瀬での最初の京太郎芸上演から来年平成18年で百周年を迎えることとなる。
また、今月中には泡瀬京太郎「謡と歌詞と踊り}の記念誌出版を控えている。
泡瀬京太郎保存会(会長 高江洲義茂)では、今後とも京太郎芸の昇華と後継者育成に
万全の体制を構築するという。
ニートィと馬舞者
踊り手