沖縄国際カーニバルでの泡瀬京太郎公演

tsuguco

2005年11月07日 21:11

 さわやかな秋風のもと、11月5日(土)午後に沖縄国際カーニバル民俗芸能の部が

沖縄市こどもの国特設ステージで開催された。

恒例となっている泡瀬の京太郎も主催者要望により公演を行った。

京太郎芸は明治初期に首里寒水川(スンガー)芝居の一演目から、地域に残る

民俗芸能として泡瀬その他県内数箇所に残ったもの。

泡瀬の京太郎は、無形の民俗文化財として昭和54年に沖縄市、55年には沖縄県指定、

また平成17年3月には「記録作成等の措置を講ずべき無形の民俗文化財として国の選択」を

受けた。

今回の公演は若手を中心に、地謡(ジカタ)2名、ニートィ 1名、馬舞者(ウマメーサー)2名、

踊り手 6名の11名編成。

素朴ながらも重厚な泡瀬の京太郎の演舞やせりふに、観客席から大きな拍手が挙がった。

くしくも泡瀬での最初の京太郎芸上演から来年平成18年で百周年を迎えることとなる。

また、今月中には泡瀬京太郎「謡と歌詞と踊り}の記念誌出版を控えている。

泡瀬京太郎保存会(会長 高江洲義茂)では、今後とも京太郎芸の昇華と後継者育成に

万全の体制を構築するという。


  ニートィと馬舞者



  踊り手